山葡萄のジュースとワインで作った贅沢マシュマロ
やってきたのは、県南部に位置するJAみなみ信州豊丘支所に隣接、豊丘村役場の向かいに位置している加工組合「かあちゃんち」です。豊丘村の農家のかあちゃんたちが中心となって組織しているこの組合。普段は、漬物やお惣菜、お弁当のほか、お手製の味噌を使ったオリジナルクッキーやパンなども作っています。
そんな中、先日開催された「第25回信州の味コンクール」(長野県主催)の商品加工の部で、加工組合「かあちゃんち」が開発した「むぎゅっと山葡萄(ぶどう)マシュマロ」が見事最優秀賞に選ばれました。
山葡萄は、加工用ブドウで生食用のブドウではありません。とはいってもついつい食べてみたくなってしまうのが食いしん坊編集委員あぐり。試しにそのまま食べてみました。が・・・、実もなければ味もすっぱく、どこか苦い。やはり生食できるものではないなと感じました。豊丘村やJAでは、遊休農地対策として手のかからない山葡萄の栽培に着手しており、その有効活用策として生み出したのが山葡萄マシュマロです。
マシュマロの利点はなんといっても作り方が簡単なことです。かあちゃんちのオリジナル山葡萄ジュースと山葡萄ワインを絶妙な塩梅で配合して煮詰め、そこにゼラチンを混ぜ合わせて固めるだけでマシュマロが完成します。 しかしながら、シンプルだからこそ難しい。このマシュマロは、かあちゃんちオリジナルの山葡萄ジュースと山葡萄ワインがあってこそ出る味で、ジュースとワインの配合比率も何度も試行錯誤を重ねたうえでの比率なのだとか。飯田にお越しの際はぜひお立ち寄りください。
むぎゅっと山葡萄マシュマロ(1袋150円・税込)
■むぎゅっと山葡萄マシュマロの問合せ
加工組合かあちゃんち
0265-34-3300
長野県下伊那郡豊丘村神稲3131
お好みの米が選べる特別な「卵かけごはんセット」
続いてやってきたのはイチゴの産地で有名な喬木村。毎年良質なイチゴができあがり、イチゴ狩りなども盛んです。
喬木村のイメージキャラクター「ベリー&ゴー」ちゃんも大活躍
そんな喬木村ですが、先日、新たに「卵かけごはんセット(略してTKG)」の販売を開始しました。その名の通り"卵・醤油・ご飯"と卵かけごはんに必要なものが揃っています。また、いずれもオール村内産なのが特徴で、卵は昨年度「鶏卵品質共励会」(県農協養鶏部協議会主催)の有色鶏の部で最優秀賞に選ばれたブラウンエッグファーム(本社は佐久市。村内の施設で卵を生産している)の卵を使用し、醤油は村内にある会社「喬宝漬物」の伝統ある醤油を使います。お米も当然村内産で、コシヒカリなど3品種の中からお好きな品種を選択することができます。
お米は精米したてを送ってもらえる
ブラウンエッグファームの中村さん
「喬木村のアルファベット"TaKaGi"と、TKG(卵かけごはん)のアルファベットが同一だったのが発案したきっかけ」と話すのは、今回の発起人である喬木村役場産業振興課の下平美鈴さん。今後はネット販売やふるさと納税のお返しなどの活用を考えているそうです。
「TKG×2 たかぎのたまごかけごはんセット」(1セット1800円・税込)
■TKG×2 たかぎのたまごかけごはんセットの問合せ
喬木村役場産業振興課
0265-33-5126
長野県下伊那郡喬木村6664