9月も下旬となり、日中の肌を刺すような残暑もだいぶ和らいできました。最低気温が25度を下回る日もありました。いよいよ、秋本番といった信州です。敬老の日だった16日の月曜日には、大型の台風が愛知県から上陸し、関東甲信から東北地方を縦断して太平洋に抜け、大きな被害をもたらしました。河川の氾濫や突風による被害など大きな影響がありました。被害に遭われました皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
さて、長野県内も同様で台風の影響がありました。土砂崩れや大雨によって鉄道の運転見合わせや高速道路の通行止めも相次ぎ、ここ数年の中でも大きな被害となりました。農作業の方は、台風が来る前にと前倒しで稲刈りをした田んぼもありましたし、ぶどうやりんごなど果物も収穫時期となってきていますので、心配なところです。
果物の収穫はもちろんまっただ中ですが、田んぼに目をやると稲刈りが終わったところ、まだこれからのところといろいろです。この稲刈りを前に、JA上伊那の青壮年部では園児と共に、水田でコイのつかみ取りを行いました。田植えをした後に、除草のために6月下旬にコイを放流したものです。水田にコイとはあまりイメージしにくいのですが、自然と共に生きる農業の一つの形かもしれませんね。
今週末には、台風にも負けず、ぶどう祭りが2カ所で行われます。
JA須高では、2013年9月22日(日)9時から15時まで、A・コープすこう店(アグリス)で、「2013須高ぶどう祭り」が行われます。「ぶどうの王様」と言われている巨峰、新品種のシャインマスカット、ナガノパープルの他にも珍しい品種が用意されているそうです。その他イベントもあるようですので、ぜひ、行ってみたいですね。
JA中野市では、2013年9月21日(土)から22日(日)の両日ともに9時から15時まで、信州中野いきいき館で「ぶどうまつり」が開催されます。こちらもシャインマスカットやナガノパープル、ピオーネなど約30種類のぶどうが楽しめます。量り売りでどれでも100グラム120円という価格で販売されます。お買い得この上なしですよ。
実は、来週末にもJAちくまでぶどう祭りが開催されます。JAちくま坂城支所にて9時から16時まで行われますので、今週末は行けないという方には朗報ですよ。ぶどうもいろいろな品種が出てきていますので、ぜひお試しくださいね。
最近は皮ごと食べられる種なしのナガノパープルやシャインマスカットの人気が高まっていますが、種ありのものも良さがあります。下記の記事をご覧いただき、ディープなぶどうの世界を知ってからぶどう祭りへ参加してみてください。よりお楽しみいただけるはずです。
◇あわせて読みたい
・「時には種あり巨峰を選ぶべきこれだけの理由」
・「ナガノパープル誕生の地で『今年はあたり年!』」
・「ぶどう好きは中野市ぶどう祭りに結集せよ!」
収穫の秋、味覚の秋は、農産物も旬を迎えるものがたくさんあります。県内のJAではJAフェスタやJA祭、農協祭などという収穫祭がたくさん行われます。9月15日には、JA信州うえだでJAフェスタが行われ、いろいろなイベントが行われたようです。是非、旬を味わえるJAのお祭りにもおでかけください。
日によって気温が大分違ったり、朝晩涼しくなったりといった季節の変わり目ですが、体調管理を万全にして、秋の魅力を楽しみましょう!
[巻頭のカバー写真]
黒姫山と妙高山を背景に、黒姫山麓に広がる蕎麦畑です。 あと1カ月程すると新蕎麦として提供されます。
(写真コメント提供:信濃町 H.Fさま)

*コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。