松本市、安曇野市といった長野県の中信エリアをホームタウンとしているプロサッカークラブ「松本山雅FC」。今シーズンもいよいよ終盤を迎える中、9月末現在J2リーグ第2位と、J1リーグの自動昇格圏内に位置付けていることもあり、県内各地で大きな盛り上がりを見せています。 そんな中、「おいしさのサポーター」として松本山雅を支援しているJA全農長野が、県産生乳100%の「松本山雅牛乳」を長野県農協直販、信州ミルクランド等の協力のもと開発しました。
やってきたのは、松本山雅牛乳を製造する松本市の信州ミルクランド。ここでは、およそ120種類もの牛乳やヨーグルト、デザートなどが製造されています。 松本山雅牛乳は、2014年9月26日(金)から長野県Aコープをはじめとする県中部・南部エリアのスーパー50店舗余で販売を開始しており、パックはチームカラーの緑色をベースとし、エンブレムや県鳥であるライチョウをモチーフにしているマスコットキャラクター「ガンズくん」のイラストが記されています。
松本山雅牛乳を手に取る信州ミルクランドの熊谷取締役工場長
そんな中、牛乳の消費拡大の推進と松本山雅FCの勝利への願いを込めて、JA全農長野は9月28日(日)、「JA全農長野デー」として松本平総合球技場アルウインで開催された「松本山雅FC VS コンサドーレ札幌戦」にて、若手選手やユースチームの選手が住む寮に松本山雅牛乳360本を贈呈。会場ではサポーターの皆さんにも試飲してもらいました。
一般的に"牛乳"とは、酪農農家から届いた牛の乳を検査・殺菌し、消費者が飲める状態(=食品)になっているものを指します。これに対して、酪農農家から届いた状態の牛の乳は"生乳"(=農産物)と呼ばれており、区分されているんです。また、牛乳の成分には3.7%〜3.8%の乳脂肪分が含まれていますが、表記上「3.6%」と表示して「成分無調整」としています。対して、乳脂肪分が調整されている「成分調整牛乳」「低脂肪牛乳」「無脂肪牛乳」などの牛乳もあります。
牛乳は一般的に「カルシウムが豊富で体に良い」といわれていますが、他にもダイエット効果や疲労回復効果などがあるといわれています。中でも、近年注目を集めているのが「筋肉・体力の増強効果」です。信州大学大学院医学系研究科・スポーツ医科学講座の能勢博医学教授によると、「筋肉を動かし、エネルギーとなるグリコーゲンを消費した後に、アミノ酸バランスの良い牛乳を飲むことで痛んだ筋肉をしっかり補修できる」とのことです。 近年の牛乳の消費量は年々減少傾向を辿っています。農林水産省「牛乳乳製品統計」「食料需給表」によると、平成2(1990)年には、国民1人当たりの牛乳の消費量は年34リットルだったのに対して、平成25(2013)年度では1人当たり23.8リットルまで減少しているのが現状です。 スポーツ選手やアスリートはもちろんのこと、成長期の子供からお年寄りまで、健康をサポートし、体を丈夫にしてくれる牛乳は頼もしい存在です。健康のため、将来のため、意識的に飲むようにしたいところですね。
■問い合わせ JA全農長野 酪農課 TEL 026-236-2382(平日9時~17時)
あぐり君
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