果物

食べてびっくりぽん!「りんごのシロップ煮」決定版レシピ

りんごのシロップ煮

今冬は暖冬から一転、厳寒に見舞われるなど、日本列島は「びっくりぽん」の状況です。初めから寒ければ、そのつもりだったのに、観測史上まれな暖かな冬からの激変に体がついていけません。
その気候変化はさまざまなところに影響を及ぼしています。我が家では、段ボール箱に入れたリンゴを暖冬に合わせ、屋内の納戸から物置に移していたのですが、この寒さで凍みてしまいました。生食できないことはないけれど全部は・・・ということで、以前、友人から教わった『りんごのシロップ煮』(自家用)を作ることにしました。

そのままで美味しいシロップ煮
お菓子の材料や肉料理のソースにも

りんごのシロップ煮

リンゴを厚さ3mmぐらいの薄切りにして、鍋に平らに並べたところ

りんごのシロップ煮

作り方 (1) リンゴは四つ割りあるいは八つ割りにして、皮をむき、芯をとって重さを量っておく。   (2) リンゴを厚さ3mmぐらいの薄切りにして、鍋に平らに並べる。(上の写真)   (3) リンゴの半分の量の砂糖(グラニュー糖を使った方が雑味がなく上品に仕上がる)を、リンゴに蓋をするようにまんべんなくかぶせる。
りんごのシロップ煮
  (4) 蓋をして、一晩そのまま放置する(リンゴから出る水分だけで煮るので、砂糖とリンゴをなじませるため)。「ふじ」を使う場合はレモン汁を適量入れる。   (5) 強めの火で、沸騰したら灰汁(アク)をとる。   (6) 灰汁を取りながら、鍋全体がグツグツと煮えている状態になるように火を細かく調節する。リンゴが透き通り、汁にとろみが付くまで、かき混ぜないで一気に煮詰める。   (7) 冷めると硬くなるので、その分を考えて火を止める。鍋の大きさ、リンゴの量によって煮る時間は異なるが、小さめのリンゴ(ふじ)3個で、30~40分くらい。   (8) 鍋に蓋をして常温になるまで放置する。冷めたら、煮沸消毒した容器に入れて、冷蔵庫で保存。
りんごのシロップ煮

自家製「りんごのシロップ煮」出来上がり

酸味の少ないリンゴを使うときは、レモン汁を加えるとよいと思います。また、お好みで、火を止める前にブランデーやワインを加えても香りがよいそうです。
そのまま食べても良いし、パンやクラッカーにのせたり、ヨーグルトやアイスクリームに添えてもOK。さらに、シナモンを加えてアップルパイにしたり、お菓子の材料に、また、肉料理のソースに混ぜても良いと思います。

「りんご煮」を失敗なく作るコツ

・鍋は大きめで、底の平らなズドンとした形のものを使う
・リンゴは、鍋の深さの3分の1程度、砂糖を入れても2分の1以下に抑える
・煮ている間は、かき混ぜない。途中で火を止めず、一気に仕上げる
・鍋から目を離さず、鍋全体からグツグツと泡が出ている状態に火加減を保ち、煮汁に自分の好みのとろみがついた時点を見極めて火を止める。
・冷めるまでさわらない。

20160210ringo05.jpgリンゴが透き通って、箸で持っても形が崩れなければ成功です。

以前、友人宅で、紅玉を皮ごと、くし形の薄切りにして、鍋に円を描くように少しづつずらしながら綺麗に並べ、上記の方法で煮たものをいただきました。とてもきれいで、おいしかったです。お客さまに出すときは、グラニュー糖を使い、火を止める前にブランデーを垂らすそうです。とても喜ばれると言っていました。

こちらは の記事です。
農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

この記事を書いた人

昭和人

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