
平日はすっきりしない天候ですが今週末の土日には晴れそうです。県内各地では、秋のお祭りや運動会でにぎわっています。また、信州の山々もゆっくりと色づきはじめています。志賀高原など、はやいところでは来週頃から本格的な紅葉が目を楽しませてくれそうです。
塩尻市では市内桔梗ヶ原の国道19号線沿いの観光ブドウ園が続々とオープンしています。果樹では、リンゴは松本や北信で中生種のシナノゴールドや秋映の出荷がはじまりました。また、ナシの南水が出ています。ほとんどの地域でほぼ稲刈りがすすみ、田んぼでは、はぜかけの風景が多くみられるようになりました。今年のお米は全国的にも、また信州的にもやや不作で、農家はすこしがっかりしています。きのこのシーズンが訪れ、こちらは今年は豊作のようです。高原野菜が最後の出荷ピークを迎えていて、今週は追い込みの時期になります。高原野菜の農家はネコの手も借りたいほどの大忙しです。
●10月6日は旧暦の8月15日にあたり、いわゆる「十五夜」で、中秋の明月です。実際の満月は10月7日ですから、今年の十五夜お月様は、満月の一日前になっています。新月から満月までの日数が、およそ14日から16日と幅があるために、暦と実際とにズレが生じるのです。まあ、それほど厳密なことは言わなくてもいいですから、今週後半には「月見」を忘れないようにしましょう。はたして今週末の名月は望めるでしょうか? 毎年秋分の日に一番近い満月を、欧米では「フル・ハーベスト・ムーン」と呼んでいます。「収穫の満月」という意味です。北半球の多くの地域でこの満月を見ながら今年の収穫を祝うことでしょう。
日曜日は二十四節気の「寒露(かんろ)」。暦には「冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番。菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入る。稲刈りもそろそろ終わる時期」と書いてあり、信州ではまさしくこの暦どおりに今年も季節は移ろっていきます。お風邪など召しませぬように、お月見の時などは暖かくしてお過ごしください。
長野県の秋の特徴
長野地方気象台のウェブサイトより