冬の厳しい信州にも、ようやく空気の温む日が増えてきました。天気の良い休日にはスタッドレスタイヤを履きかえる人の姿も多く見られます。いよいよ本格的な春の訪れ間近です。山々の雪が融けるにしたがって、信州の豊かな大地から新しい生命の息吹が次々と聞こえてくる季節が到来します。そして雪が消えるとすぐに山菜の季節に突入です。そこで、今回は本格的な春の到来を目前に、信州の大自然の贈りものである山の幸、野の幸を紹介しましょう。
実際どこでも良いのですが、あなたが信州の地に降り立ち、そこでぐるりと四方を見まわしてみると、必ずどこかに山が見えます。まさにマウンテン・カントリーの信州は、名実共に山菜の王国とされ、古くからわたしたちのご先祖は、けして全部を採り尽くしたりはせずに、山菜・きのこなど四季折々に自生する山の幸に親しんできました。それが山の掟だったのです。全部を採り尽くせば来年の春にはもうそこには生えてこなくなります。信州の山の春は寂しいものになるでしょう。山菜を求めて山にはいるときには、必ず来年のために子孫をいくつかそのまま残してくることを忘れないようにしてください。ではこれから代表的な信州の山菜を紹介していきますが、さてあなたはいくつ名前をご存知でしょうか? またいくつ味をご存知でしょうか?
山の雪が融けるとそこには
フリー百科事典ウィキペディア「山菜」の項
こちらは 2006.03.14 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
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