今年も、うだるような暑さに溶けてしまいそうな日々がやってきました。信州も都市部では意外と暑い(気温だけ見れば関東より暑い日も多いです)ことは、当コラムでも再三にわたってお伝えしてきたとおりです。ここ2週間ほど都市部で最高気温が34〜6℃の日が続きました。この暑さは今週も続きそうです。気を抜かず熱中症対策を行ってください。
暑い暑い…と思っていた夕方、窓の外を見ると異様な暗さにびっくり。雷も落ち始め、ここ数年夏の風物詩(?)となっている集中豪雨(いわゆるゲリラ豪雨)がやってきました。局所的に大雨が降る現象ですが、ものすごい豪雨に見舞われていたとしても、隣の地域では降っていなかったりするので不思議です。予想が困難なので、この季節は折り畳み傘等を常に持ち歩く必要がありそうです。(傘が役に立たないほどの豪雨もありますが)
日曜日の夜の集中豪雨では、小諸市で床上・床下浸水や停電、道路の陥没などの被害がありました。安曇野市でも一部で落雷による停電が発生し、安曇野市在住の編集部員は「雷が近づいてきたから家じゅうのコンセントを抜きに走った。近くに雷が何度も落ち、蛍光灯が一瞬消えたり、コンセントから火花が飛んだりした」と語っています。
雷により、電柱や電線から瞬間的に高い電圧が発生する現象を「雷サージ」と呼びます。配電線や電話線、アンテナ、大気中を通って家の中に侵入し、接続されている電気機器にダメージを与える可能性があるので、雷が鳴り始めたら電気機器(特に、半導体などを使用した機器やFAX等の通信機器)のコンセントを抜くようにしましょう。ただし、雷が近くに落ちているときにコンセントに触るのは大変危険ですので厳禁です。
農業の話題です。
果物の出荷が多くなり、直売所が楽しい季節です。桃、ネクタリン、スモモ、プルーン、ブルーベリーなどなど、その中でも品種で味や形が違うので、どれを買っていこうか悩んでしまいます。ひとつひとつの品種をみると出荷時期が短いものが多いため、「来週来て買おう」と思っていたら無くなっていた!なんてことも。そんな失敗も含めて、“その土地の旬の食材を味わう”ことの楽しさを、是非信州の直売所で体験してみてください!!
スモモの品種の一つ、ソルダムが出荷の最盛期を迎えています。表皮が緑色や紫色に近いため見た目がイマイチと敬遠されることもありますが、果肉は見事なまでに濃い赤色。果肉の弾力や、甘さと酸味のバランスが大人気のプラムです。
プルーンも店頭に並び始めました!日本のプルーン発祥の地として知られるJA佐久浅間では、集出荷の説明会が行われ、シーズンの本格化に向けて準備万端です。県内生産量一を誇るJA須高管内からも、出荷が始まりました。ドライプルーンとは全く違う、この時期にしか味わえないおいしさです。
JAみなみ信州が、大手コンビニエンスストアチェーンのファミリーマートとフランチャイズ契約を結び、7月31日に第1号店が下條村睦沢にオープンしました。店舗は通常のファミリーマートと同様の品揃えの他、生鮮食品や地元の特産物(「市田柿」など)を販売し、小売店が少ない地域での組合員に便利なお店を目指します。今後2〜3年で、JAみなみ信州管内で10店舗にまで拡大する予定とのことです。
今日(8月1日)から31日まで、諏訪湖サマーナイトファイヤーフェスティバルが上諏訪温泉で始まります。諏訪湖畔では8月15日の「諏訪湖祭湖上花火大会」、9月1日の「全国新作花火競技大会」と、大変混雑する人気の花火大会が行われますが、サマーナイトファイヤーフェスティバルは期間中の毎晩20時30分から15分間、800発の花火が打ち上げられます。混雑もひどくはないと予想されますので、諏訪にお越しの際にはスケジュールに組み入れてみてはいかがでしょうか。
今週末の花火大会のお知らせです。
■4日(土)
・北竜湖納涼大煙火大会
20時〜 飯山市北竜湖湖畔
・朝日村お夏まつり
21時〜(まつりは18時〜) 朝日村運動広場グランド
・中川どんちゃん祭り
19時45分〜(祭は13時50分〜) 中川村牧ヶ原文化公園
■5日(日)
・信州上田大花火大会
19時〜 上田市 千曲川河川敷
・伊那まつり花火大会
19時30分〜
夏休みの開始が遅い長野県内の学校でも、1学期の終業式が終わって待ちに待った夏休みが始まりました。長野県の夏休みは平均23日だといいます。都会では40日以上という場合もあるようで、子供の頃は都会の子供を羨ましく思ったほどです。朝やお昼の時間帯に放映する夏休みアニメスペシャルなどは、1学期終業式のかなり前から始まり、最後まで見れずに2学期が始まってしまうという切ない経験を味わいました。
長野県の夏休みが短い理由は、、学力を着実に身につけるために年間授業日を他県より多くとっていることや、遠足や登山などの行事を大切に考えているためだとか。短い夏休みを都会の子供に負けないくらい楽しむために、大人も子供も全力で夏を楽しみたいですね。
[巻頭のカバー写真] 空中に浮かぶ幾つもの黒い物体。その正体はカボチャでした。名付けて“空中カボチャ”。この方法だと傷がつきにくく、日光もまんべんに当たるため美味しいカボチャになるそうです。

*コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。