軽井沢や上高地、美ヶ原高原など多くの避暑地で知られる長野県ですが、いよいよ夏本番といった一週間となりました。16日の海の日には、県の北部では35度を記録するなど蒸し暑い日となってしまいました。長野市内の畑では、ナスやキュウリ、トマト、ズッキーニなどが毎日大きく実っており、収穫時期を逃してしまっているものも見えますが、夏野菜で飾られている食卓も多いのではないでしょうか。
今年も節電の夏と言われていますが、百貨店や公園の水場などに人が集まるなど、夏日の上手な過ごし方が浸透してきているようにも思えます。
しかしながら、熱中症で倒れる方も出てきていますので、無理をしない賢い節電に取り組みたいところですね。
涼しさを感じるかどうかは、温度が低いことは当然ですが、太陽の光が当たっているかどうかという点にも関係があるそうです。男性用の日傘なんて商品も出されていますが、直射日光に当たらないことも涼しさを実感する一つの方法のようです。さわやかな高原の木陰で過ごすのもよいかもしれませんね。
長野県の北西に位置し、新潟県糸魚川市と接する小谷村で、特産豚「小谷野豚」の放牧が始まっています。人里離れた放牧地で、ストレスのかからない環境の下のびのびと育てられる約200頭の豚。運動量があるため締まった肉に仕上がり、うま味が濃く、あっさりとした脂身が特徴だとか。頭数が少ないため市場にはあまり出回りませんが、固定客も増えているそうです。8月中旬から12月まで、JA大北おたり店や、小谷道の駅で販売されます。
先週のブログでもご紹介し、今年は抜群の仕上がりとなっていると話題のJA松本ハイランドすいか。もちろん今が旬のスイカを丸ごと味わって頂きたい!!のですが、JA松本ハイランドではシーズン外でもスイカをPRをしようと、松本市波田の人気洋菓子店「パティスリー・シュテルン」と連携して「すいかクッキー」を開発、販売しています。箱もクッキーもスイカを表現したユニークな見た目で、果汁を生地に練りこむことでスイカの風味を引き出しました。
松本市波田、安曇野市三郷のシュテルン店舗や、ファーマーズガーデンやまがた、その他イベント等で販売されます。
木曽地方の特産である「御嶽はくさい」の収穫がピークを迎えています。昨年「味にうるさい人たちが求める幻の夏の白菜!」
でご紹介した通り、御嶽はくさいは京都や大阪の高級料理店で漬物用として絶大な人気を誇っていて、長野県内ではほとんど出回っていません。ですが、地元のAコープきそ店の直売コーナーでも購入できるとのこと。木曽路にお越しの際は、御嶽はくさいを思い出してみてください。
中信地区初の獣肉処理施設「美麻ジビエ工房」が、大町市美麻に完成しました。ジビエ処理施設は今まで南信に集中しており、中信地区では初となる施設。同村の農家等でつくる「美麻ジビエ振興会」のみなさんが、安曇・大北地域でもニホンジカなど野生動物による農産物被害が増加する中、捕獲した動物の有効利用を促進しようと、県の支援金や会員の出資により建設しました。処理された肉は市内外の飲食店やホテルで活用される予定です。
信州ジビエ研究会
夏祭りの季節にもなってきました。
先週末15日に長野市で「ながの祇園祭」が開催されましたが、今週末土曜日の21日には、天下の奇祭と呼ばれる「宮田祇園祭」が開催されます。
この祭のクライマックスは、何と言っても“奇祭”と呼ばれるゆえんである「あばれ神輿」。荒々しく村を練り歩いた後、津島神社の前で神輿をバラバラになるまで石段から投げ落とす、珍しいお祭なんです。破壊された神輿の破片を持ち帰り、屋根の上にあげておくと厄病除けや火災除けになるといわれていて、毎年見物客が破片を奪い合うのだとか。
宮田村ポータルサイト「こいこい みやだ」内
他にも今週末は、上田市の「上田祇園祭」、諏訪市の「諏訪よいてこ」などが行われます。
長野県の七夕は月遅れの8月7日。今週の金曜日(20日)から8月7日まで、今年も長野市権堂アーケードでは「長野七夕まつり」が行われます。アーケードを飾る見事な七夕飾りを見に来てみてはいかがでしょうか。
長野市権堂商店街ウェブサイト
*巻頭のカバー写真。ブルーベリーの季節です。ジャムにしたり、スイーツに使ったりしてもおいしいですが、日本一の産地である信州では、やっぱり取れたてをほおばるのがおススメです。

*コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。