8月、「立ヶ花土びな」のもうひとつの顔を紹介しました。あれから半年・・・、土びなはどのように変身しているでしょう。 夏、素焼きをした人形は、冬季に色付けをします。 まず、胡粉で全身を白くし、顔や手足などは肌感を出すため「艶出し」をします。 女性や公達などは白色、男性などは肌色の艶出しを塗り、乾いたら布でこすり、すべすべツヤツヤにします。この作業、けっこう手が疲れます。 そして、薄い色で面積の小さい部分から色を塗り進めていきます。
この段階では、まだのっぺらぼう状態です。
この後、顔描きをしていきますが、とても神経を使います。 眉や目、口を描くと、表情が生まれ人形らしくなります。 雛人形のCMで「人形は顔が命」とありますが、正にその通りです。 この先さらに色を塗り進め、コーティング、着物の模様・金入れを施し、色鮮やかな人形になります。
大・中・小の招き猫。真ん中の猫は、この後コーティングを施し"金色の招き猫"に見立てます。
土人形の里では、3月の「中野土びな市」に向け、制作を進めています。(マロン)
こちらは 2017.01.10 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
関連記事
色鮮やかな「土びな」のもうひとつの顔
心癒される北信濃の「土びな」たち
いのちのための土づくりを体験しよう
新しい命の季節の到来を告げるふきのとう
新着記事
冬を赤く彩る縁起物。南信州の南天
里芋がゆ
大豆のナムル
特別対談「僕らが農家になった理由」 ― 元プロサッカー選手が語り合う、農業という新たな可能性 ―