いよいよ夏本番! 直売所には桃をはじめ旬のフルーツや、シャキッとみずみずしい夏野菜も登場しています。
農業の盛んな長野県の南部に位置するJAみなみ信州の農産物直売所にも、夏を感じる果物や野菜がたくさん並んでいました。
直売所といえば、地元の生産者さんが持ち込んだ新鮮な農産物が購入できるところ。夏休みは直売所で新鮮な野菜とお肉をたくさん買って、みんなでバーベキュー!なんて素敵ですよね。
夏野菜はみずみずしく、食べやすい。個人的には、油との相性がよく、素揚げで塩を振るだけでもとってもおいしくて、贅を味わっている気分です。なのに旬のものはお手頃!
今回は夏の農産物と豊富な加工品が並ぶ、JAみなみ信州の農産物直売所をご紹介します。旬の農産物を食べてパワーをチャージし、夏を乗り切りましょう!
「りんごの里」農産物直売所
中央自動車道飯田インターチェンジを降りてすぐ。「りんごの里」はアクセス良好な長野県飯田市内の直売所です。
インターが近いため、お土産品が豊富なのが特徴。新鮮な野菜や果物はもちろんですが、加工品の品ぞろえに驚きました。
地元の果物を使ったジュースがたくさん!飲み比べも楽しそう
スタッフイチオシは「干し果実」。原料はすべて南信州産の〈秀〉レベルの高品質な果実だけを使用しています。果実本来のおいしさを生かすため、砂糖は加えていません。水分を残したセミドライ製法で、柔らかいなかにも凝縮された自然な甘みと風味を感じる一品です。
このドライフルーツは、冬の南信州の特産品である市田柿の加工施設「市田柿工房」をシーズン以外にも活用するために開発されました。ほかとは一線を画す食感です。
さらに、地元のお菓子さんが持ち込むスイーツやパンも魅力。地元産の原料を使って、おいしくて安全・安心な、まさに地産地消の商品がたくさんそろいます。
旬の梅を使用したシフォンケーキを買って帰りました。しっとりふわふわでおいしい!
りんごの里の情報
住所|飯田市育良町1-2-1(中央自動車道 飯田IC前)
TEL|0265-28-2770
FAX|0265-28-2780
営業時間|9時~18時
休業日|不定休
「およりてふぁーむ」農産物直売所
「およりてふぁーむ」も飯田市内の直売所で、中央自動車道 飯田インターチェンジから車で約15分。JAみなみ信州本所の隣に位置し、駐車場も広々しています。
「およりて」とは飯田下伊那地方の方言で「どんな方も気軽に寄って下さい」の意味だそう。
とにかく野菜の販売面積が広いのが特徴で、野菜なら、なんでもそろってしまいそうな広さです。
私が訪れた7月初頭は、きゅうりやズッキーニの旬、真っ盛り。
ズッキーニが大好物の私、1本60円で売っていたので買い!
ちょっと珍しい、こんな商品も…
野菜が充実した直売所ですが、鮮魚コーナーがあるのも特徴。お肉もあり、バーベキューの食材はここで一気にそろいます。
およりてふぁーむ
住所|飯田市鼎東鼎281(JAみどりの広場内)
TEL|0265-56-2822
FAX|0265-56-2862
営業時間|9時~18時
休業日|不定休
JAみなみ信州直売所「もなりん」
「もなりん」は、中央自動車道 松川インターチェンジを降りてすぐ。
名前の由来が「もも・なし・りんご」であるとおり、果物が自慢の直売所です。
こちらにも、りんごをはじめとした果物のジュース、加工品がずらりと並んでいました。
店内の様子。加工品やお土産も充実しています
直売所の周りはりんご畑に囲まれています。まさにフルーツ王国・松川の景色!
直売所の駐車場から見える景色。癒されます
JAみなみ信州直売所 もなりん
住所|下伊那郡松川町大島2181-1
TEL|0265-34-1256
FAX|0265-36-5120
営業時間|9時~18時
定休日|不定休(2月~4月下旬 冬期休業)
今が旬、南信州に桃のシーズン到来!
南信州は桃の生産が盛んな地域。夏のJAみなみ信州直売所には「あかつき」をはじめとしたおいしいももがシーズンになるとずらりと並びます。
贈答用は人気が高く、開店直後は大混雑です。JAみなみ信州の「光センサー選別」によって糖度保証された桃は、大切な方への贈り物にもぴったり。
直売所での買い物の極意
それは「とにかく早く行くこと」です!
希少な品種がお値打ち価格で手に入ったりするので、人気の品はすぐ売り切れてしまいます。
まさに争奪戦!!
旬の新鮮な農産物がお目当てならば、早く行くことがおすすめです。
「とうもろこし」と言っても品種がたくさん!いろんな品種を楽しめるのも魅力
さらに面白いのが、ジュースをはじめとした加工品の豊富さ。遠目から見ると全部同じに見えますが、それぞれの生産者が卸した、まさに「農家さんが作ったジュース」がたくさん並んでいます。
スーパーなどの店頭では見かけない果物の品種ごとのジュースもあったり、とにかく量販店では見つけるのことのできない楽しい発見がたくさんあるはず。
商品には生産者の名前や生産地が記載してあることが多いので、「どんな農家さんが作ったのかな?」と思いを馳せながらお買い物するのも、ちょっとマニアックな楽しみ方かもしれません。
真ん中の「THE COZY」は地元の生産者が作ったシードル(りんごのお酒)です!
農産物直売所は、消費者と生産者がもっとも近づく場所といえます。今、なんの野菜や果物が旬なのか、地域ではどんな農産物が作られているのか、案外知らないものです。立ち寄ってみると思いがけない出会いがあるかもしれませんよ!