新・信州暦 日没が午後6時に近づきました

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先週の長野県北部はほぼ毎日雪が降るという日が続きました。ただ、山沿いでは大雪となったものの平地ではそれほど積もらず、降ったり晴れたりの天気の中で、日陰を除けばほとんどの雪が融けてしまいました。

このところ、日が長くなってきたのがはっきりと感じられます。12月頃は午後5時というと、もう暗くなっていたのですが、最近は、午後6時頃になって日が落ちるようになりました。こういったところで春は確実に近づいているのだな、と感じられます。

とはいえ、まだまだ厳しい寒さが続きます。このところの冷え込みで、一昨日の18日、南佐久郡北相木村(きたあいきむら)三滝山の大禅の滝が最上部まで凍結し、30メートルの高さの見事な氷柱(写真)となりました。4日前には最後の数メートルを残して上まで届いていなかったのです。

白馬村の白馬商工会は「信州・白馬そばの里プロジェクト」事業に取り組んでいて、ソバ粉を使った料理や加工品を開発しています。このほど地元の関係者向けに試作品の発表会を行いました。この発表会では「いいJAん!信州」の料理コーナーでもおなじみの料理研究家、横山タカ子さんが考案した料理も紹介されました。今回開発された商品の試食コーナーがこの22日(金曜)、23日(土曜)の2日間、JR長野新幹線軽井沢駅前にある軽井沢・プリンスショッピングプラザ内の「軽井沢ナチュラルビュッフェ」に設けられます。

先週末、信州新町、小川村、中条村の道の駅で、この地域特産で信州のブランド大豆である「西山大豆」のフェアが開かれました。お目当ての品を求めて多くの人でにぎわう中、石臼を使ったきな粉づくりの体験などが行われました。また2月16日は寒天の日ということで、寒天の里である茅野市で、寒天のPRイベントも開かれ、会場は生の寒天を求め行列ができる盛況ぶりでした。

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moon.gif明日21日は満月です。2月の満月は暮れなづむ夕方5時40分頃に東からのぼってきて、一晩かけて夜空を旅し、22日の朝7時前に西に沈みます。信州はまだまだ寒くて、とてもじゃないけれど戸外の畑作業などまだできませんが、日本列島の南の方からはぽつりぽつりと春を告げる便りも届いてきたりします。この満月を機会に、月の満ち欠けにあわせる菜園作りについて書いておきましょう。早めの準備が必要な人もいるでしょうから。

月にあわせる菜園作りは別にむずかしいことではありません。夜空の月を観察をして、月が満月になって新月に向かいはじめる日か、月が新月を迎えて満月に向かいはじめる日のいずれかの日に種をまいたり植えつけをしたりするのです。そうすると月の影響を受けて作物が大きく育ったり、大きな花が咲いたりすると、世界各地で言い伝えられてきました。

これまでにまだ一度も月の満ち欠けをにらみながら菜園の種まきや植えつけをしたことがなかったら、この春に、来月か再来月に試してみるのはいかがでしょうか? 自分の暮らしている土地でこの時期になにをまけばよいのかは、お近くにあるJAを訪れておたずねください。

あのぅ・・・月にあわせる菜園作りと聞いて、もしかしたら、夜間、月明かりの下での菜園作りを想像されてはいませんか? もちろん夜の闇のなかで種をまいたり植えつけをしたりしてもかまわないのですが、なにもそこまでする必要はなく、毎日空を見て月の大きさを確かめつつ、種まきや植えつけの日を月に相談して決めるという意味です、念のため。

indexarrow.gif 長野県の冬の特徴 長野地方気象台のウェブサイトより

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農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

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