満月のあと、昨日まで空と雲がとてもきれいに見えまました。今日は雲がかかっているものの、このところすっきりと秋晴れの天気が続いて、気持ちがいいですね。「おおい、雲よ」と、空の雲に呼びかけたいくらい。でもここへきて朝晩の気温の差が大きくなっているので、体調管理にご注意を。(予報では、週の後半からはまたしばらくさわやかな晴れの日が続きそう!)標高の高い山の紅葉がまさに見ごろで、北アルプスでは紅葉と積雪がいっしょに来たようです。今年は山の実(ドングリ)が少なくて、クマたちが里に出没しています。寒い冬になるのかもしれません。今が盛りの栗の収穫は今月の末まで続きます。クルミで有名な東御(とうみ)市では、生ぐるみが少しでています。乾燥させたものは20日以降に出荷される予定。みなみ信州では、柿が色づきはじめていて、収穫は来月以降でしょうか。東信地域の稲刈りは来週にかけてがピークを迎えます。リンゴは先週に引き続き中生種のりんご(秋映、シナノスイート、シナノゴールド)がおくりだされています。
●14日は下弦の月。今年がはじまって288日目のこの日は、古代スカンジナビアのバイキングの人たちが「最初の冬を出迎えた日」でもあります。遠い昔の北欧ではこの日を冬のはじめの日としていたのですね。この日を境に「遠距離航海も、それまでやっていたあらゆる夏の間の活動を停止して、冬の準備が最優先された」そうです。16日は「世界食料デー」(WFD = World Food Day)。飢餓や戦争における食糧援助など国連で世界の食糧と農業のことを考えている機関FAO(国連食糧農業機関)の創設記念日でもあります。今年のWFDのテーマは「食糧の安全保障のために農業に投資を」。豊かな農業を可能にするものはなにかを、この機会に考えてみてください。冬がすぐそこまできています。今週末からしばらく続く秋晴れの暖かい昼間を、有意義にお過ごしください。
こちらは 2006.10.10 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
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