新・信州暦 秋分は太陽と地球の特別な日

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「暑さ寒さも彼岸まで」の「彼岸の入り」は明日20日。22日が新月。新月の日は今年がはじまって265日目にあたり、残りがちょうど100日の節目の日。そして彼岸の中日である翌23日が秋分の日。この日からは暦のうえでも本格的な秋のはじまりです。

正確に言いますと23日の日本時間午後1時3分が秋のはじまる瞬間であり、それは2006年の夏が終わるときでもあります。その瞬間に太陽が天空の特別な場所を通過するからです。昼の長さと夜の長さが等しくなる特別な一日。欲日から6ヶ月間、来年の春の春分の日まで、昼よりも夜が長い日が続くことになります。この地球の変化は当然そのうえに暮らすわたしたちにも影響を与えるので、古来この日は地球に生きる人たちには特別な日と認識され、これまでの半年の太陽と大地の恵みを持ち寄って地球と自分たちのバランスを取るためのお祭りがさまざまにおこなわれました。世界各地で収穫祭がこの日の前後に行われます。

22日、23日の2日間は第37回戸隠そば祭り(長野市)。22日の午後3時から戸隠の中社宮前本部テントにて当日は300個限定発売される「ご利益お猪口」(箸とのセットで735円)を幸運にも手に入れることができたら、この日の夜は20店ある戸隠のそば商組合加盟店のどこでも「一軒につき、ざるそば一枚」が無料となる大盤振る舞いそばが堪能できます。26日、27日には安曇野の穂高神社で勇壮なお船まつり。海の一族だった古代安曇族をしのぶ祭りで、船をかたどった山車に、着飾った穂高人形を載せ、穂高町内に繰り出し、最後は神社の境内で激しくぶつかりあいます。26日は彼岸があける日で、生まれた土地の産土神(うぶすなさま)に参拝する日です。北アルプスの3000メートル級の山々が色づきはじめるのもまもなくでしょう。


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harvest.gif長野県は先週から雨が降ったりやんだりのすっきりしない天気が続いています。休日には連日各地の小学校や幼稚園、保育園で運動会が開催されて、秋の訪れを実感しています。果樹はナシやブドウなど出荷が次々に行われるようになって、各JAの選果場はフル回転の状態。ブドウはこれから露地ものからロザリオビアンコなど欧州系へ種類が変わっていきます。リンゴはつがるなど早生種から中生種のリレーの時期にあたります。田んぼでは穂が黄金色になり、南信や松本平をはじめ各地で本格的に稲刈りがはじまりました。また各JAのライスセンターも受け入れで大忙しです。きのこ農家はこれから、秋のシーズンに向け忙しくなります。

indexarrow.gif  長野県の秋の特徴  長野地方気象台のウェブサイトより

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