日一日と彩りを増していくアジサイの花。すっきりとしない空のもとでもそこだけは別世界、花たちは何だか楽しそうな雰囲気です。さらに梅雨ならではの花々を探して辺りを見渡せば、”葵の花が天辺まで咲く頃には調度梅雨が明ける”と言われるタチアオイの花も、高い位置まで開花が進んでいました。
また先週は夏至でしたから、今は夜の7時を回ってもまだ周りは大分明るく、そんな視界の良さと日中の暑さが引けた過ごし易さとで、庭いじりをする人や畑の野菜に水をやる人、草取りをする人など日が暮れるまでの時間を愛おしみながら思い思い有効に過ごす人たちの姿が見られます。
最近は降る雨は少量ながらも、日中の汗ばむ程の気温と照りつける陽射しで、畑の野菜の葉っぱはどんどん大きくなっています。そうして野菜の定番、キュウリが毎日数本づつコンスタントに収穫できる程となり、さらにナスやピーマンもボチボチ採れるようになってきました。食卓に上る料理が畑で採れた野菜を使ったものでいっぱいになるのももうすぐそこ。ささやかながらも贅沢を実感する瞬間です。
暑さ対策の準備は進んでいますか?最近は緑のカーテンの準備として、屋根の高さまで高く張られたネットを見ることも多くなりました。そして地面には朝顔や緑の葉っぱからチョロリと伸びるツル。今は圧倒的にネットの格子模様が目立つばかりですが、それが覆い尽くされるのもあっという間。草花の生長はなんともたくましいものです。
ムシムシとする日中には、そろそろ食べたくなりませんか?スイカ。県中部にあるJA松本ハイランド(本所:松本市)では、ハウス栽培のスイカの出荷がいよいよ先週から始まっています。試し切りしたスイカの糖度は出荷基準の11を上回る13と、最高の仕上がりに。暑さ対策には旬の農産物を食べてクールダウンしませんか。
アンズファンの皆様。いよいよ今年も長野県が誇るアンズの出荷が始まりました。初出荷となった先週末の24日、千曲市森地区や長野市松代町の農家から持ち込まれたアンズで共選所は甘い香りで充満しました。この度出荷となったのは酸味が強くジャムなどの加工用として用いられる品種の”平和”や”昭和”。今年は雨が少なかったことで小粒ながらも、肌ツヤがキレイで美しい仕上がりということ。これから1ヵ月弱のあいだにいろいろな品種のアンズが足早に登場しますので、どうぞお見逃し無く!
また千曲市では、旬の僅かなアンズを楽しんでもらおうと、アンズの収穫やシロップ作りの体験を7月15日頃まで開催予定です。詳しくは千曲市観光協会のホームページをご覧ください。
ブルーベリーファンの皆様もお待たせしました!県北部の飯山市では、初夏の味覚、ブルーベリーが出荷を迎えました。7月上旬には出荷量もピークになるというものの、調度この時期は梅雨と重なるため果実の傷みなど栽培には気を遣うことも多いというブルーベリー。9月上旬まで出荷が見込まれます。
朝収穫した翌日には自宅に野菜が届くという、新鮮野菜が詰め込まれた「野菜BOX」。JA松本ハイランドの朝日支部(東筑摩郡朝日村)が行っているこの活動も今年で16年目。このたび地元住民やリピーターに300セットが発送されました。葉洋菜の産地である朝日村の地元特産の採れたて野菜数品と、村特産の渋柿で作った「柿どれ」の詰め合わせ。8月上旬にも旬の野菜を詰め込んで第2回目の発送が行われる予定です。
千曲市戸倉地区に広がる水田。そしてその周囲にはタマネギ小屋が立ち並び、今年採れたタマネギが干されている光景がいくつも眺められます。ここは県内でも有数のタマネギ産地。丸々として大きく肉厚の千曲市のタマネギには全国からファンも多いのですが、およそ一か月干して日持ちをよくした後、ようやく出荷が始まります。ちなみにこの辺りではタマネギの収穫後に田植えが行われるため、もっとも田植えが遅い地域とも言われているそうです。
夏へと向かう時期、日中はかなりの蒸し暑さでついついエアコンにも手が伸びがちですが、いま汗をかくのに慣れることで熱中症予防につながるようです。
少し山の方へと車を走らせれば、そこでは既にうるさいほどの大音量と、たくさんのセミの声とで圧倒される程です。木々の緑はすでにうっそうとして色濃く、山はすでに夏を迎える準備も万全な様子です。
*巻頭のカバー写真。※いよいよ出荷が始まった長野県のアンズ。実は全国的にも生産量はトップクラスなんです。甘酸っぱい、そのわずかな旬をどうぞお楽しみください

*コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。