新信州暦 おいしいぶどうをお食べください

autumnrain.gif秋の彼岸も明け、満月も過ぎて、いよいよ本格的な収穫月に入りました。暑すぎる夏を乗り切った安堵と同時に、とんでもない高温が作物に与えた影響に心配もあります。満月をはさんで9月下旬は、変動の季節でした。気候は真夏日から急に涼しくなったり、政治も内閣の改造が行われましたが、スカッと晴れる日が少なく、この間は雨が降ったり曇ったりしている日が多い時期でした。一雨降るごとに気温が下がっていくようです。

autumnfashion.jpg9月の初旬には県内各所で30度を記録していましたが、中旬以降急に涼しくなり、長野市では最高気温が19度となり、最低気温が9度まで落ち込み、一気に秋の季節へと突入しました。クールビズで半そでのワイシャツを着ていた方も、急に長袖を用意したり、寝具は毛布を出したりと忙しい時期となりました。今年の夏は記録的な猛暑が続き異常な気候でしたが、こんなに急に涼しくなると体調管理も心配です。幼稚園や小学校などでは、気温差が大きくなってきているためか、風邪がはやり始めているところが出てきているそうですので、ご留意ください。

arukuma.jpg長野県やJRが中心となって10月1日から12月31日まで展開される「未知を歩こう・信州 信州デスティネーションキャンペーン」は、そのイメージキャラクターの信州だけに出没する緑色のクマのアルクマくんともども、もうご存じですよね。また女優の吉永小百合さんが、安曇野の碌山美術館を訪れ、大王わさび農場の近くの小径を自転車で走る第一弾に続き、戸隠奥社参道の杉並木を歩いて、打ちたての新そばを食べる第2弾目のCMも人気を呼んでいるようで、あらためて信州への関心が全国的に高まっています。この秋は道の先にある信州の味もぜひ発見してください。

matsutake.jpg決まり文句ですが、秋といえば食欲の秋です。とはいうものの、みなさん大好きな秋の味覚の王様「マツタケ」が、今年は品薄になるという心配なニュースも耳にします。原因はこの夏の猛暑と少雨。しかしここのところの雨でマツタケの生育が回復しているという声も耳にするので、マツタケの収穫については、もう少し様子を見る必要がありそうですね。秋の楽しみが少なくなってしまわないことを祈ります。

apples.jpgJA信州うえだ塩田東山観光農園では、ぶどうやりんご狩りの開園式とリンゴオーナー制度の歓迎式が開かれました。今年はオーナーに120件を超える申込があったそうで、大忙しです。また、ぶどうやりんご狩りは、観光バスなども乗りつけているようで、大変にぎわっています。オーナー制度では、収穫を前に色づく前のりんごに文字を書いたシールを貼り付けることでりんごの実に文字を入れる取組なども行われていました。自分が選んだ木になったリンゴは買って食べるものとは違い、きっとおいしさも違うのでしょう。

oyakokyohou.jpg18日には、東御市(とうみし)にて、東信最大級のイベントとして有名になりつつある「巨峰の王国まつり」が開催され、同じブドウの房に大小の粒が混在する「親子巨峰」が数多く販売されました。天候不順のためで、梅雨時の豪雨によって受粉がうまくいかなかった影響が出ているそうです。それでも味はおいしく、小粒なものも気にならないそうです。jayouth_logo.jpg同じ日に、JA長野県青年部協議会の若手農業者が、高速道路の姨捨サービスエリアで「食と農の共生に向けたアピール運動」の一環で、信州の旬を味わってもらい、大切な食べ物とそれをささえる農業や環境について考えて欲しいというメッセージをこめて県産農畜産物のPRを行いました。

shinanodorche.jpg22日には、JAグリーン長野からリンゴの「シナノドルチェ」が初出荷されました。長野県オリジナル品種で、「ゴールデンデリシャス」に「千秋」を交配したもので、果肉が比較的固めで酸味と甘みがあり、香りのよいのが特徴です。ご多聞に漏れず天候の影響を受けて出荷が遅れていますが、味は太鼓判だそうです。

naganopurple.jpg同じ22日に長野県と県園芸作物生産振興協議会などが、果実品評会「うまいくだものコンクール」を開き、県内産ブドウの部で「ナガノパープル」が県知事賞に輝きました。糖度や着色、房型や粒ぞろいなどの採点結果と食味などの評価を総合的に審査し、文句なしの好評価を得ました。今話題の、種なしの皮ごと食べられるナガノパープルは是非オススメですよ。食べはじめたらとまりません。

eat_rice.jpg田んぼではお米の稲刈り作業が盛んに行われていますし、畑ではぶどうやなし・りんごが実っていてとてもにぎやかになってきています。おいしい新米や果物が旬に。ぜひ、夏の太陽と長野県の大地が育んだ秋の味覚を存分に体験してください。そうそうお米と言えば新米の季節を迎えたJA長野県では、現在「長野県農畜産物のおいしい川柳」を明日9月30日まで募集しています。今回はお米やごはんがテーマですのでご応募ください。詳しくは、こちらを。

umaizo.pngニュースでその過熱ぶりが報じられていましたが10日程前、神奈川県厚木市でB級グルメの日本一を決める第5回「B−1グランプリ」が開かれ、山梨県の「甲府鳥もつ煮」が見事ゴールドグランプリに選ばれたそうです。長野県からは駒ヶ根市の「駒ヶ根ソースかつ丼」が挑戦しましたがグランプリ受賞はなりませんでした。しかし、ソースかつ丼以外にも、食材に恵まれている長野県にはご当地グルメはたくさん存在します。「信州デスティネーションキャンペーン」でも「うまいぞ信州ご当地グルメ」と題して県内4箇所でイベントも開催されることが決まっています。長野市のビックハットでは「長野まるごと秋祭り」が10月2日(土)と3日(日)に、松本市ではやまびこドームにて「信濃の国 楽市楽座」が10月23日(土)と24日(日)に、飯田市では中央公園で「第13回全国獅子舞フェスティバル・飯田市」が10月30日(土)と31日(日)に、上田市の上田城跡公園では「信州上田城けやき並木紅葉まつり」が11月6日(土)と7日(日)に開かれ、いずれにも駒ヶ根市のソースカツ丼はもちろんのこと、長野市の長野ヤキメシ、飯山市のみゆき豚丼、松本市の山賊焼き、白馬村の白馬ガレット、大町市の黒部ダムカレー、飯綱町のダッタンそばなど、県内のその土地でしか味わえないご当地グルメが集合します。それぞれのイベントでは、農畜産物の販売やイベントなども多く用意されていますので、ぜひ信州の秋を召しあがりに足を運んでみてください。

top_0929_1_fix_small.jpg*巻頭のカバー写真を入れ替えました。先週日曜日のお昼ごろ、安曇野市の晴れ渡る空の下で見かけた秋の農作業風景です。田んぼの脇を通りかかったとき、道端にあったこの田の稲を刈り取るために使われた農機のエンジンがちょうど止みました。この田での稲の収穫作業は終了のようです。働いていた人たちの足取りも心なしか軽く見えました。


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shinanokurumi.jpg9月30日はくるみの日です。軽井沢町と上田市を結ぶ浅間サンライン沿いに雷電くるみの里という道の駅がありますが、そこが東御市(とうみし)で、東御市は年間降雨量の少なさから最もぶどうの栽培に適している土地とされていると同時に、日本一のくるみの里とも言われています。東御市で栽培されているのはシナノクルミという種類ですが、kurumiroots.jpg中央アジア原産のテウチグルミ(カシグルミ)が中国、朝鮮半島を経て江戸時代初期に日本列島に伝来したものと、明治にアメリカから北佐久郡にもたらされたペルシャグルミ(セイヨウクルミ)の両種が栽培されるうちに自然に交雑し、東御市で生まれたのが、シナノクルミです。9月30日を「く(9)るみ(3)はまるい(0)」の語呂合せからくるみの日にしようと提案制定したのも現在の東御市のくるみ愛好家たちでした。

October.jpg10月、日本語では10月の異名が幾つもあります。ウィキペディアによれば「かみありづき(神在月)、かみさりづき(神去月)、かみなかりづき(雷無月)、かんなづき(神無月)、けんがいげつ(建亥月)、こはる(小春)、しぐれづき(時雨月)、じょうとう(上冬)、たいげつ(大月)、はつしもつき(初霜月)」など。英語では「オクトーバー」、オクトーバー(October)の「Octo」はラテン語の8番目を意味し、春3月を一年の初めとし8番目の月を意味します。1日は衣更え(更衣・衣替え)の日。すでに夏服から秋冬服に替わっている方も多いかもしれませんね。

夜空を見る人にとっては、先週の木曜日が中秋の名月でした。1日は下弦の月です。8日が新月、新しく生まれる月が満ちるのは10月23日です。先週の満月から次の満月までが収穫月と言われる期間で、信州でもこのひと月は実にたくさんの作物や果実が収穫されることでしょう。中生種のリンゴがたくさん出回るのもこのころからになります。apples2.jpgオーナー制度に参加している人たちが自分の名前の入ったリンゴの木のリンゴの穫り入れをするのももうまもなく。リンゴを収穫したときなど、今では保存用の施設がしっかり完備していますが、便利なものがなかった時代には、リンゴの保存法は気温8度ほどの乾燥した涼しいところに、大きな箱や樽につめてじっとそのまま置いておくことで、室内の温度を変えたり空気を入れ換えたするだけでも傷みが急速に進むことを先人は経験から学びました。

autumnbear.jpgいよいよ寒くなってきました。暗くなると秋の虫の声に包まれます。夜空の星の輝きはすでに夏のものではなくなっていますね。南の空の高いところで明るく輝いているのは木星です。昔から秋のはじまったころに自然をよく見るとその年の冬の天候がどうなるか予想できるなどと言われています。たとえば秋に落葉の落ちるのが遅れるようなときには、冬は寒くなるだとか、玉ねぎやリンゴの皮や、トウモロコシや木の実の外側がいつもよりも厚くなっていたら、冬の寒さは厳しいとか、クマたちが里山に頻繁に現れるときは寒い冬とか。でもせっかく収穫の季節なのですから、暑かった夏のことを思い出して、今しばらくは恵みの秋をお楽しみください。

indexarrow.gif 長野県の秋の特徴 長野地方気象台のウェブサイトより

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