私の職場の駐車場はりんご畑に囲まれていて、ほんの数十メートルではありますが、畑の中の小径を歩いて事務所に向かいます。この季節、日ごとに大きくなる、そして徐々に色づくりんごを間近で観察しながらの出勤は、とても元気に、そして爽やかな気持ちにしてくれる、贅沢な1日のプロローグとなっています。
考えてみると、長野県に住む人の多くは、リンゴなど果物の生育を毎日のように眺めながら過ごし、秋の収穫をむかえます。何もついていなかった木に、約半年で大きな果実が鈴なりになる様をリアルタイムで見ているわけですから、無意識の世界とはいえ「自然の恵み」の意味を身体全体で感じていると言えなくもありません。
「生産者を敬い、自然の恵みに手を合わせる感謝の心」は、私たち編集部員が大切にしている心得の一つでもあるんですよ。
写真は本日(7月29日)午前中に"撮りたて"のりんご、サンふじです。テニスボールよりふた回りほども小さいのに、早くもほんのりと色づき始めています。(つかはら)
こちらは 2015.07.28 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
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