14日は満月。この月の満月はアメリカでは「桃色満月」として知られています。日本名を「おいらん草」という北米大陸原産のフロックスがこの時期にピンクの花を咲かせるからです。日本列島もここのところ恵みの雨のシーズンに入っているために、夜空に満月が見れればラッキーなのですがね。春の長雨を、その昔、平安京で「おきもせず寝もせで夜を明かしては 春のものとてながめくらしつ」(古今集)と歌にした色男がいましたっけ。一日中ぼんやりと降りしきる雨を眺めながら春を感じて暮らすことができた時代があったのですね。4月の雨は、5月の花になり、10月の実となるのです。12日現在、桜は南信や松本市南部をのぞいてまだつぼみのままのところが多く、春が足踏みをしています。北部の山沿いや中野飯山、乗鞍上高地などではしばらくなだれに注意が必要です。

●ハウスサクランボが中野市で第一次の出荷がピークを迎えています。また中野市と須高ではハウスの巨峰が先週から出荷がはじまりました。出荷量もだいたい例年並みですが、大雪と低温の影響が今後少なからずありそうです。低温と言えば、アスパラガスの出荷もはじまっていますが、出荷量が低温の影響でなかなか増えません。3月の中ごろまでは順調に出荷をしていたのですが、下旬以降の低温傾向が続いていて数量が抑えられています。まず降った雨の量は十分なので、気温があがれば出荷量も増えることでしょう。日中は暖かくなってはいるけれど、朝方や夜間はまだまだかなり寒いですからね。
桜前線の北上とともに信州有数の葉洋菜の産地JA洗馬管内(塩尻市)ではレタスなど春野菜の定植が盛んになってきました。先月の10日頃から植えつけがはじまったところもあり、当初は約5日遅れできていましたが、現在は昨年並みの生育に。作業は順調に進んでいます。レタスの作業は5月上旬まで続けられ、ゴールデンウィーク頃からの出荷が見込まれています。標高の高い野辺山地区でも、レタスなど高原野菜の苗作りに追われています。こちらの定植作業は5月の連休ごろ。
そういえば本州で一番早い田植えを行う長野県の米どころ安曇野市の宮澤幸(みゆき)さんの田圃では、信州のトップを切って今週末の14日か15日ごろに田植えを行う予定だとか。