新信州暦　旬の春レタスはいかが

平成24年も5ヵ月が過ぎようとしています。今月は偏西風の影響からか、寒気が南下しやすかったようで、県内でも五月らしいさわやかな晴れの日は例年よりも少なく、雷をともなう激しい雨もありました。もっとも、24日発表された6月以降の3ヶ月予報は平年並みとなる模様です。

長野県内の水稲の田植えも最終盤をむかえ、水鏡に映っていた山々の景色も稲の緑色に染まってきました。カエルの合唱もますます盛んになっています。

また、春先数少ない緑を提供してくれた麦もかなり大きくなってきました。もう少ししたら黄金色に染まってきそうです。

県内各地で山菜まつりが行われているところですが、この時期の食生活に欠かせなくなってくるのは蕗（フキ）です。家庭の味でフキの煮物は欠かせず、ほろ苦さにほっとします。

先日21日は、世紀の天体ショー「金環日食」で日本中が盛り上がりましたが、今年は天文現象が目白押しなのだそうです。6月4日には部分月食、6日には、金星の太陽面経過（日面経過）というものがあります。特に6日は、朝から昼すぎにかけて全国で金星が太陽面を横切るように見えるようで次回は105年後といいますから、見逃せませんね。

これから長野県産の露地物のシャクヤクが出荷本番を迎えます。春先から夏にむけて県産のシャクヤクは、色も豊富で大人気です。

また野菜もハウス物から露地物の出荷が盛んになってきており、アスパラが最盛期を迎えています。

そんな旬の信州野菜を食べていただきたく、JA全農長野では「信州の春レタスキャンペーン」が6月24日まで行われています。クイズに答えて「旬の信州野菜セット」を当てましょう！！

標高2000mの美ヶ原高原では、毎年恒例の牛の放牧がはじまりました。暑さが苦手な牛にとって快適な環境で、丈夫な体に育ちます。今後10月ころまで放牧が行われます。 高原で牛の放牧を見て元気をもらいました！

長野県北部地震で大きな被害を受けた栄村を応援しようと18日東京神田に「ふるさと酒場さかえむら」がオープンしました。豪雪地帯である栄村の四季折々の料理を食べて、応援して下さい。

ふるさと酒場さかえむら
場所：JR神田駅、地下鉄銀座線・神田駅から徒歩3分。
住所：千代田区神田多町2−2−3「元気ビル3階」
電話：03ー5294−9119　
営業：木・金曜日17：00〜23：00

TPPの話題です。TPP参加の入場料ともいわれる米国からの要求事項（1）自動車（2）牛肉（3）郵政問題など課題が多いこの問題。TPPのくらしへの脅威や本質を知ってもらうために、東京で6月1日から5日まで「TPP映画祭」が行われます。映画配給会社「アップリンク」社で世界の映画7作品が上演されますので興味のある方はいかが？1作品1,000円〜。問い合わせは、電話03（6821）6821まで。

木々の葉も色濃くなってきたところですが、6月に入ると各地のバラの名所でバラ祭りが開催されます。
当ブログでも昨年ご紹介した信州中野のバラ祭りが6月1日から開催されます。
2012なかのバラまつり6月1日から24日
バラの開花情報

里山は木々の緑も青くなり、これからは夏山のシーズンを迎えます。上高地のウエストン祭や車山高原、八ヶ岳や入笠山などの開山祭がこの土日に行われます。このうち入笠山では、可憐なすずらん祭りも開催されています。6月1日から8月31日まで開催される「信州ハイウェイ周遊スタンプラリー2012」とあわせて信州の旅をお楽しみください。
開山祭情報
すずらん祭り
信州ハイウェイ周遊スタンプラリー2012
（問い合わせ　長野県観光部　TEL：026−235−7254）

月遅れの端午の節句を祝う木曽地方伝統の「ほお葉巻き」の季節となりました。短い期間しか楽しむことのできないお菓子。木曽では6月2日から7月8日まで「ほお葉祭り」が開催され、ほお葉料理を楽しむことができます。
※ほお葉料理については、過去記事「ローカルフードはこころも満たす」をご覧ください。

イベント情報はこちらから、「さわやか信州旅.net」

＊巻頭のカバー写真。田んぼの畦にアヤメが咲いていました。花壇に咲いているジャーマンアイリスもきれいですが、田んぼに自然に咲いているアヤメも素朴で、田園風景と相まって心を癒してくれます。

＊コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。