新信州暦 朝晩めっきり冷え込むようになり

autumnleaf.jpg11月に入り、朝晩が寒くなって毛布や布団が手放せない信州です。朝布団から出るのがおっくうな季節になりました。県内の各家庭ではストーブやこたつなどの準備をしているところも多いようです。紅葉は、平地でも色付きが進み、落ち葉も多く見られるようになっています。歩いているときに落ち葉が風で飛んでいく様子を見ると、秋だなあと、あらためて感じる今日この頃ですが、既に安曇野市の豊科では冬の使者コハクチョウが飛来しています。飛来数は昨年よりも少ないようですが1月下旬ぐらいがピークになるのかも。特に27日の朝は冷え込み、木曽町の開田高原で氷点下4.4度や南牧村の野辺山では氷点下4.1度と、全国の観測地点で最低気温1位、2位となりました。少しずつ寒い冬が訪れています。

danger.jpg長野県林務部の検査結果によると、群馬県と接する佐久市の野生キノコから、1キロ当たり600ベクレルのセシウム134と720ベクレルのセシウム137が検出されました。この野生キノコは「チャツメナメタケ」というもので一般的には流通していないそうですが、佐久市内のすべての野生キノコの採取と出荷、摂取を自粛するように対応されています。また周辺の小諸市、軽井沢町、御代田町、佐久穂町でも採取や出荷・摂取を控えるように呼びかけられています。県ではホットスポットのような場所だったことも考えられるとしていますが、検査体制を強化していくそうです。専門家によるときのこは地中に菌糸を張り巡らせているため、土壌のセシウムを吸収しやすい性質があるそうです。局地的な発生状況のようですし、直売所やスーパーなどの店舗からは撤去されはじめていますが、動物や山林火災などで放射性物質が運ばれることがあるそうですので懸念されます。野生キノコの扱いには用心してください。

tpp_pacificrim.jpgさて、最近話題のTPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉のことをみなさんはどうお考えですか? 太平洋を中心としたアメリカ、シンガポール、チリ、ニュージーランド、ブルネイ、ベトナム、オーストラリア、ペルー、マレーシアの9カ国が交渉に参加中の米国文化圏内の経済的な国境を取り払おうという協定です。工業と農業の問題だと思う方もいるかもしれませんが、関税などの物品市場アクセスはもちろん、知的財産権や金融サービス、労働など21の分野別に交渉が行われ、TPP交渉に参加することで少なくともわれわれの生活が変わることは想像できます。賛成、反対などといわれており、いろいろな意見があるかと思います。JAグループでは反対の立場をとっておりますが、このまま単純に参加すると、地域や景観も守っている農業がなくなってしまうかもしれないという懸念があるからですし、いろいろな分野が交渉の対象となっていることから、賛成や反対という結論よりも、自分の生活に関係し得るTPPというものの中身を知り、じっくりと議論することが必要だと感じています。是非、TPPを知りましょう!TPPの詳細は「考えてみよう!TPPのこと」をご覧ください。

Population.jpg世界の公式人口が70億人を超えたそうですが、日本列島で26日、国勢調査による日本の人口の推移が発表されました。2010年現在1億2805万人となり、今の調査方法を導入した1970年以降、外国人を除く人口が初めてマイナスとなったそうです。総人口に対する割合は65歳以上の高齢者が増え、15歳未満が減少しており、少子高齢化が進んでいます。さて長野県はというと、人口215万人で5年前に較べて4万人減少している状況だとか。子どもが外で遊んでいる姿をあまり見かけなくなったのも、パソコンやゲーム機の普及だけではないようです。

i_love_shinshu_logo.jpg農業の話題です。先週もお伝えしましたが、11月1日は、長野県産サンふじが解禁となりました。既に食べられた方もいらっしゃるかもしれませんが、是非ご賞味を! 果物だけではなくて、花の出荷もピークを迎えているところがあります。JAグリーン長野東部流通センターではトルコギキョウの出荷が最盛期を迎えています。長野県が全国で一番の出荷量を誇るトルコギキョウですが、なんと500種類以上もあるそうです。芸術の秋、いろいろなトルコギキョウを楽しんでみるのもよいかもしれません。

eatrice.jpg県内各地からお買い得な特産品が勢ぞろいの、長野県のおいしい食べ方300号記念チャリティーセールに、もうすぐ「栄村」の商品が登場します。上水内郡栄村は、3月11日の東日本大震災の次の日未明に発生した地震によって、全壊33棟、半壊153棟と大きな被害を受け、農業被害も30億円以上と見られ(栄村HPより)、地震で作付け出来なかった農地もありました。そんな栄村から、新米が届きました! その名も「心づかい」。被害を免れた田んぼや、復旧作業により作付け可能となった田んぼで作られたお米です。このお米の売上収益は、全額栄村の復興支援に当てられます。悲しい出来事を乗り越えた、特別な想いがこもった新米を、是非ご賞味ください。他の商品も同様に売上収益金を東日本大震災の被災地へお送りしますので、チャリティセールのページをご覧ください。

2011jaevent%2000001.pngさて、今週も県内のJAではJA祭りなどが行われます。ぜひ遊びに来てください。この秋のいいJAん信州の直売所情報が参考になるでしょう。11月3日には、JA志賀高原で「JAフェスティバル」が、同日JA北信州みゆきでは「フレンドリーフェスティバル」が開催。また週末の5日・6日には、JA松本ハイランドで「JAまつり2011」が、JAながのでは「ビビッド祭」が行われます。いっせいに解禁になったサンふじに会えるかもしれませんし、その他の秋の味覚を堪能できますよ。一年の収穫を喜び合う祝祭に是非お出かけください。

announce.gifなお今月は水曜日が5回ある月で、どこかで休刊日をとることにしていたのですが、本格的な冬を迎える準備があり、来週を休刊日にさせてもらうことにしました。TPP交渉参加の是非が決定する山場でもありますし、紅葉狩りのピークシーズンでもありますから来週9日に発行予定の「319号」は16日の発行になります。

20111102cover_small.jpg*巻頭のカバー写真。雨の日の紅葉狩り。近いところに目がいくからでしょうか、枝に最後までしがみついていた虫食いだらけの枯れ葉にも不思議な魅力を感じました。


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meteor.jpg先週末、夜空に流れ星をいくつか見ることができました。それも10分ほどの間に。おうし座流星群が活動しているのです。これから月がだんだん大きくなっていくので見えにくくなってくるけど、まだ数日は見えるに違いない。星が良く見えるところにいるのなら、深夜、暖かくして、しばし天球の南側を見あげてください。明日3日が上弦の月です。

agrifes.jpg11月3日に松本市街地では「市民祭松本まつり・お城まつり」にて武者行列やフリーマーケットやストリートライブなどのイベントが開催されます。同日伊那市のみはらしふぁーむでは、「秋は実りのみはらしまつり」が開催され、野菜のつめ放題販売や農畜産物や加工品の販売などが行われます。松本市浅間温泉の温泉広場でも「浅間温泉新そば祭り」行われ、とれたての新そば粉を使い、地元の自称「そば打ち名人」が自慢のそばが提供されますし、hotspring.jpg期間中、参画旅館の温泉に普段の入浴料より格安で入浴できるそうです。寒くなってきた信州で、おいしい農産物と温泉というふたつの大地の恵みでぬっくりゆったりと温まってはいかがでしょうか?

5日は、旧暦の10月10日になります。信州各地で、十日夜と書いて「トオカンヤ」と読む行事が行われてきました。旧暦10月10日の夜に行われる行事でしたが、最近では新暦の10月末から11月上旬に行われるところも多いと聞きました。春にやってきて秋にお山に帰っていく田の神さま信仰の儀式のひとつでした。この日は、もちをついたり赤飯を炊いたりして1年の収穫を祝います。また春の稲作開始時期に山から里に降りてきた農耕を司る田の神が、夏から秋にかけての仕事を終えて山に帰る日ともされています。taoism.jpg子供たちが「十日夜(とおかんや)、十日夜、十日夜のわらでっぽう、朝そばきりに、ひるだんご、夕もちくったらぶったたけ」(信濃川上村)など囃し歌にあわせて、お父さん、おじいちゃんが作ってくれた藁鉄砲で道や庭の地面をたたいて回ったり、案山子(カカシ)が天に昇る日として、カカシを庭に立て、カカシの笠を燃やした火で餅を焼いて2つの枡に入れ、さんだわら(桟俵=米俵の両端にある、円形のわらのふた)に載せてカカシ神に供えたりする「案山子上げ(カカシアゲ)」をしたりしました。その名前からもわかるように、ほんらいはこの日の夜に行われる行事で、トオカンヤではまず供え物を十日目の月に捧げるところもありまして、北安曇郡一帯では「稲の月見」といっていたという記録もあります。

winter.jpg8日は二十四節気のひとつ「立冬(りっとう)」言うならば公式に冬のはじまる日です。永代大雑書萬暦大成という江戸時代の暦には「水がはじめて凍り、地がはじめて凍る」と書かれていました。冬も、水も、大地も、陰陽の世界では陰に属し、陰が陰を呼んでこの日には冬の気が立つとされます。去年の冬至から数えて319日目。暦便覧には「冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也」と記されています。秋分と冬至の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立春の前日までを冬としています。自然のサイクルでは本格的に寒くなります。来年の2月4日の夜7時にその瞬間を迎える立春までが公式には冬とされます。今月は毎日1分ずつ日の出が遅くなり、およそ毎日1分ずつ日没が早くなりますから、毎日2分ずつ夜の時間が長くなっていきます。灯火親しむ季節、インターネツトにはまって夜もふけますか? yatsugatake.jpgまた8日は信州と甲州の間にそびえる八ヶ岳の日。八ヶ岳を愛する人々が結成した「八ヶ岳の日制定準備委員会」が制定したもの。「11(イイ)8(ヤツ)」の語呂合わせから名峰八ケ岳を愛するすべての人たちのための「八ケ岳の日」とされました。

one_1.gifone_2.gif11月11日は、「1111」が、エノキダケが4本整列しているように見えることから、きのこ王国の長野県は毎年きのこの日です。同じように「1111」を見立てて特別な日にしようと考える人は当然ですがたくさんいます。 配線器具の日(コンセントの差込口の形状が「11」です)、もやしの日(これはわかりますね)、one_3.gifone_4.jpg犬の日(ワンワンワンワン)、煙突の日(四本の煙突でしょう)、秋田県ではきりたんぽの日、お菓子メーカーの江崎グリコがきめたポッキー&プリッツの日、サッカーの日(11人対11人)、one_6.jpg麺の日などなど。でも長野県はきのこの日であります。one_5.jpg今年は2011年であり、「111111」と「1」が6つ並ぶので、より特別な日なのかも知れません。また11月11日は今年が始まってから315日目にあたり、今年の残りはあとちょうど50日になります。しかもこの日の夜は満月。特別なことをするしかありません。

りんごのサイクルも冬を迎えて、これからりんごの「ふじ」が市中に出回るようになります。ここはひとついまのうちに昨年の秋に掲載された「他言無用! おいしいふじリンゴを見分ける」の記事のなかから「おいしいふじリンゴの見分け方」を復習しておきましょう。



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おいしい「ふじリンゴ」を見分け方る 


 1、まずは果実の表面がデコボコしているものを見分ける

果実の表面にデコボコがあらわれるのは、ふじリンゴの特徴。また表面がツルツルしているものは「あまりおすすめできない」とか。

 2、つぎに赤色が縞状に色づいているものを見分ける

赤いリンゴを良く見ると、縦に細く色濃い赤線がはいっています。このような線がいくつも縞状に入っているのも、おいしいサインのひとつです。

 3、ひっくり返してお尻が黄色く色づいてるものを見分ける

リンゴはかならずしも頭からお尻までが真っ赤というわけではありません。じつはお尻の部分が黄色くなっているものが、おいしいサインです。



indexarrow.gif 長野県の秋の気象の特徴
indexarrow.gif 長野県の冬の気象の特徴
indexarrow.gif 長野県の気候       長野地方気象台のウェブサイトより

こちらは の記事です。
農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

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