JA塩尻市ではこのほど、特産のぶどうを使った加工品を開発し販売を始めました。 ひょっとして、新しいワイン?! いえいえ、「WINE SALT(ワインソルト)」です。 でも、海なし県の長野でなぜ「塩」? そこは後ほど開発者のお話を。
長野県の中部、松本盆地の南端に位置する塩尻市。100年もの歴史を持つぶどうの産地です。 JA塩尻市では、桔梗ヶ原を中心に生食用の「ナイアガラ」やワイン用の「コンコード」など多種多彩なぶどうが栽培されています。そして県内JAの中で唯一、直営のワイナリーがあり、地元産のぶどう100%のワインを造っています。
「WINE SALT」は、JA塩尻市ワイナリーで醸造したワインを「塩」に染み込ませたもの。ほのかにぶどうの香りがします。ワインと同じく赤・ロゼ・白と3種類あります。 赤は「マスカットベリーA」、ロゼは「コンコード」、白は「ナイアガラ」で、小さなワインボトルに詰めました。
左から赤・ロゼ・白
販売を担当しているJA塩尻市営農経済部地域販売促進課の大槻哲広課長は「きれいなワイン色に仕上がりました。お薦めはロゼ(コンコード)。お土産にどうぞ。スタッフによると、肉料理や天ぷら、アイスクリームに合うとのこと。他にもいろいろな料理に合うと思いますので、日常的に使ってみてください」と話します。 今は、ボトル入りのみですが、袋入りも近々販売を予定。また、JA直売所「信鮮市場ききょう」の他、ネットでの販売も検討中です。
「WINE SALT」の開発には、長野県農協地域開発機構が協力しています。開発に携わった地域開発部の大熊桂樹部長にお話を伺いました。 「JA塩尻市から6次産業化商品の提案依頼を受け、開発に取り組みました。企画と試作に3カ月かけ完成しました。」 なぜ、塩なのでしょうか? 「地名にちなんで。塩尻市の『塩』×特産のワインです。塩は、天然の焼き塩を求め山形県の海水を使用しています。ワイン塩は色がきれいなので、料理に添えて楽しんでください」
■「WINE SALT」の販売・お問い合わせ JA塩尻市 信鮮市場ききょう 長野県塩尻市広丘郷原1350 TEL 0263-52-1965 価格 赤・ロゼ・白 各800円(税込み)
こちらは 2019.02.05 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
マロン
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