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原田さんちの親子2世代酪農農事録 

Mt. Asama Dairy Farmer's Diary

Mt. Asama Dairy Farmer's Diary

酪農家族の原田さんちの牛舎は浅間山の南斜面に広がる小諸市にあります。大規模ではありませんが見晴らしのよい牛舎で、そこでは年間30頭~50頭ほどの牛たちが穏やかに過ごしています。酪農家歴37年の原田紀男さんと酪農家歴15年目の貴信さんの、父と息子の2世代の酪農家に伝えていただいています。

Mt. Asama Dairy Farmer's Diary 01 Winter

第1回●酪農家族の原田さんちの牛舎は浅間山の南斜面に広がる小諸市にあります。大規模ではありませんが見晴らしのよい牛舎で、そこでは年間30頭〜50頭ほどの牛たちが穏やかに過ごしています。牛たちはすべて自家育成で、人口受精による繁殖管理が最も重要な作業。普通夏になると牛は牧草地に放牧される事が多いですが、原田さんちは「つなぎ飼い方式」という、一年中牛舎で牛の世話をする方式。これから一年間当ブログマガジンでは「信州の酪農家の4つの季節」を、原田紀男さんと貴信さんの、父と息子の2世代の酪農家に伝えていただきます。

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原田紀男(はらだのりお)さん 父親 酪農家歴37年(JA佐久浅間畜産協議会酪農専門部長)と
原田貴信(はらだたかのぶ)さん 息子 酪農家歴13年目


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〜ん! 今日もうまい!!

朝7時、佐久平を見渡し、東の空から昇る朝日を眺めながら味わうひととき。

しぼりたての牛乳を鍋で沸かし、カップに注ぐ。冷たい空気のこの季節、暖かい牛乳が美味しい。カップの中をフーフーと冷ましながら飲む熱々の牛乳は、甘く、体を心から温めてくれます。

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それが搾りたてでしか味わえない美味しさなのだと思うと、気持もうれしくなり、表情も和らぐほどです。ちょっとした、幸せ気分を与えてくれる朝のひとときに、感謝を感じます。

はじめまして、一年間、農事録を書かせていただきます、小諸市の原田です。

よろしくお願いします。


が家は北に浅間山を、南に佐久平を一望出来る、標高950メートルの所にあります。年間降水量も1100ミリと、1年を通して晴れの多い地域になります。

毎日の仕事は餌の給与と搾乳になります。

一年、365日、変わらず行う作業です。(^^;

また、春から秋にかけては畑での飼料(牛さんの餌)作り、収穫などもしています。

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の季節は、と言いますと、寒い毎日が続きます。

雪の量はそれほど多い地域ではないのですが、夜は冷え込みが厳しく、寒さ対策には防寒用品が必需品です。最近の服はインナーウェアも発熱素材の使われているものが多く、仕事に着るものだからこそ快適に動ける防寒着を選んでいます。

そんな寒い中、自前の毛皮の牛さんたちは平気かって?

はい、牛さんは寒さには強いのです・・・が、あまり寒いと毎日出してくれる牛乳の量が少なくなることも。

寒すぎるのも考えもののようです。

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寒い毎日が続きますが、寒さに負けず、風邪など引かぬように、みなさん、ホットミルクをお勧めします。

ではまた、次回に(^0^)

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